10月24日(日)
宝塚歌劇団雪組二番手男役スターだった彩吹真央(ゆみこさん)が、トップにならないまま退団してから初のミュージカル出演である。 制作発表やポスター等の写真を見るにつけ、なんだかなあ、しっくり来ないなあ、と思っていた。歌がうまいのは誰もが認めるところだけど、女性として歌う時にはどうなんだろう?という心配もしていた。 しかし、すべて杞憂であった。彼女は見事にグラディスとして舞台で生きていた。心配していた歌の高音は、地声から裏声にかわる境目がほとんどわからない、という期待をずっと上回る、ミュージカル向きの声で「これは、今後が期待できる!」と思うものだった。 これなら、さまざまな役が来ても、十分対応できるだろう。演技力、ダンス力にかけては、もちろん申し分ない。女性としての演技も、このような役がこれだけこなせられるなら、もう立派な女優だ。 他では、坂本君が思ったよりよかったのと、高畑さんの存在感がさすがだったこと(歌をがんばれ!)、そして、青山明さんがいなければ、この舞台は全然違ってただろうな、という感想。 さあ、次はCOCOだ。楽しみになって来た。
by kimukimulife
| 2010-11-11 00:43
| ミュージカル
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