ヒラリー・ハーンとサロネン/フィルハーモニア管

6月3日(木)

e0058731_23284057.jpgこれまた好きなヴァイオリニストのハーンが、名古屋にやってきた。



オケはフィルハーモニア管。指揮者は売り出し中のエサ・ペッカ・サロネン。

プログラムは、サロネン:ヘリックス、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、ベルリオーズ:幻想交響曲、アンコールは、エルンスト:シューベルトの<魔王>による大奇想曲、ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 第3幕への前奏曲

ハーンのチャイコは、なんでもオリジナルの楽譜で、ということらしいが、弱音器を使っていたりして、ん?と思ったが、普通よく弾かれるのは、アウアー版なんだそうだ。初演を蹴ったくせに!と思うが、ハーンは、それを使わず、オリジナルにこだわったらしい。

今回も、このチャイコが入っているハーンのCDを買ってサインをしてもらったが、彼女のCDのライナーノーツには、必ず彼女自身の手になる作品解説が書いてあって、とても興味深い。いかにも勉強家で、自分自身の考えを大切にする彼女らしい。今回のアンコールも、日本語で言ってくれた。

それにしても、このアンコール曲。前にも一度聴いたような気がするが、とにかくすごい。中学の時の音楽の時間に鑑賞曲として聴いた、シューベルトの魔王ーピアノのダダダダッタタ!という印象的なフレーズが、ヴァイオリンで弾かれ、まるで他のヴァイオリンがあるかのように音が重なっていく。もう、オケのヴァイオリンパートの人たちは、ほとんど凝固状態。あまりの凄さに、オケもお客も圧倒されていました。

片やサロネンの方も、背は低いけれど、いわゆるイケメン。指揮もかっこよく、聴き応えはもちろん、見応えもありました。

幻想は、いろいろ仕掛け(?)があって、面白い曲だが、それにも増して、オケの音の美しいこと。特に管楽器がとてもよかった。そして、打楽器も。アンコール曲もご機嫌だった。

ハーンは、聴くたびにすごいショックを与えてくれるが、必ず開いてくれるサイン会での彼女は、とても穏やかな感じのいい女性。今度は、何を聴かせてくれるかな?
by kimukimulife | 2010-06-06 23:28 | クラシック
<< 釈迦ヶ岳〜庵座の滝コース〜 ファビオ・ルイジ/ウィーン交響... >>