母校の定期演奏会

10月1日(土)

仕事のような、仕事でないような用事で伏見に出かけた。
終わってから、しらかわホールへ予約してあったチケットを
受け取りに行った。

そうしたら、今日は母校(高校)の音楽科の定期演奏会だった。
チケットセンターでたずねたら、ちらしの端に整理券がついて
いるとのこと。さっそく、ちらしをもらってホールの中へ。

5曲、聴くことができたが、どの演奏もとてもよかった。
なにより、一生懸命な気持ちが伝わってくるのがいい。

残念なのは、どの曲も全曲ではなく、一つか二つの楽章だけだっ
たことだが、とても心に残った演奏が二つあった。

モーツアルト 弦楽五重奏曲 第3番 第1楽章
モーツアルトの曲には、そこぬけに明るいものがあるかと思うと、
この曲のように、どうしようもないほどの哀しみを感じさせるもの
もある。痛切な気持ちがよく伝わってくる、集中したいい演奏だった。

ブラームス ピアノ三重奏曲 第1番 第1楽章
ブラームスが20才から21歳にかけて作った曲。彼は何を思ったか
後年、56才から57才にかけて大改訂をする。現在、この改訂版が
演奏されることが多いということだが、旧作も捨て難い魅力があるら
しい。チェロとヴァイオリンの掛け合いが美しく、とてもよかった。
この曲は、好きな曲だが、来月、しらかわホールのバースデー・コンサ
ートのプログラムにも入っているので、とても楽しみである。

久しぶりに、フレッシュな演奏を聴き、すがすがしい気持ちになった。
by kimukimulife | 2005-10-01 22:58 | クラシック
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