8月27日(水)
劇団四季のマンマ・ミーアを観に行った。 この写真は、5年くらい前に東京へ出張した時の夜に観た時のパンフレットで、「創立50周年記念公演」とある。確か、汐留に「海」劇場ができたときで、わくわくしながら劇場まで行った記憶がある。 ふんだんに使われているABBAの曲は、若い頃によく聴いた曲ばかりだ。 その時は、もちろん保坂知寿のドナだった。 名古屋に、このミュージカルが来た時には、彼女はもう四季の舞台からは姿が見えなくなっていて、2回目に観たドナは、鈴木ほのかだった。彼女は、レ・ミズのコゼット役の印象が強くて、パワフルなドナとはどうしても頭の中で結びつかなかったが、予想を裏切ってとてもよかった。そして、今回のドナは、なんと五東由衣だった。「李香蘭」や「アイーダ」での彼女の役柄とはがらっと変わった、この役をやる?ちょっと信じられないキャスティングだったが、役者というのはすごい。ちゃんとドナになっていた。 四季の俳優の層は厚い。でも、でも、、、である。 保坂知寿は、もう四季にいない。この大きな穴は、誰がその持ち役をカバーしようとも、あまりに大きく、埋められるものではない。 このところ、看板俳優、、、というより、ずっと四季と共に歩んで来た功労者たちの退団が相次いでいる。四季はスターシステムをとらない。だからこそ、ここまでレベルを高めることができたのだ。それは、わかってはいるが、そして浅利慶太の考え方や劇団の育て方には共鳴していたが、、、。 どこかで、歯車が狂ってきている。 理由はいろいろ考えられるが、じゃあどうすればよかったのか、と聞かれても答えられない。 願わくば、名古屋でも彼女たちの舞台を観ることができますように。
by kimukimulife
| 2008-09-07 02:02
| ミュージカル
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