小沢征爾音楽塾オペラ・「カルメン」

7月25日(水)

e0058731_19541941.jpg 小澤征爾の音楽塾オペラの第8弾は、大好きな「カルメン」。





 今回は、今までこのオペラを観るたびに感じていた、終末のホセがカルメンを刺し殺す場面の唐突さがなく、説得力のある演出だった。

 つまり、ホセのカルメンに対する思いがひしひしと観客にも伝わって来たのだった。ホセ役が良かったのは言うまでもないが、カルメンもエスカミーリョもそれぞれの人物をよく表していて、音楽だけでなく、芝居として観ても無理なく物語の中に入っていけた。



 
 このプロジェクトは、教育プロジェクトである。オーディションで選ばれた若い音楽家たちに、オペラを一から作り上げて行く過程を経験させるのだ。指導にあたるのは、世界で活躍している一流の演奏家たち。ソロの歌い手は一流の歌手たち。

 今回は、先行予約の日が山に行く日だったため、やっと携帯がつながったのが山を下りてからだった。チケットは高いのでB席にしたら4階の一番後ろの一番ふち。一人だけの席だった。
しかし、これがよかった。隣を気にせず、舞台に集中できたからだ。そして、若い管楽器奏者がソロを吹き終わると、隣に座っている指導者の一流奏者が膝をたたいたりしてそっと「よかったよ!」とブラボーを送っている様子も見えて、このプロジェクトならではの雰囲気も楽しめた。

 終わったのは、10時。偶然一緒になった友人と、近くのお店でワインを飲みながら舞台の感想をしゃべったりお互いの近況を伝え合ったりしていたら、あっという間に時間が過ぎ、久しぶりの午前様になったのだった・・・・オザワセイジニカンパイ!
by kimukimulife | 2007-07-26 00:59 | クラシック | Comments(0)
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