佐藤陽子とバイオリン二大名器の夕べ

10月19日(木)

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前に行ったコンサートでもらったちらしの中に、「中部楽器技術専門学校」の主催するコンサートの案内があった。裏に印刷されているハガキで応募すると、抽選で1800名が招待されるというものだった。



プログラムは、
マスネー:タイスの瞑想曲
クライスラー:美しきロスマリン
サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
バッハ:シャコンヌ
グノー:アヴェ・マリア
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

である。

佐藤陽子が自ら所有する二大名器「ストラディバリウス」と「グァルネリ・デルジェス」を弾き比べるということだった。

佐藤陽子と言えば、あの池田満寿夫のパートナーだった人である。
ヴァイオリンの腕もさることながら、声楽の方でも、あの(が、多いですが)マリア・カラスの唯一の弟子と言われた人だ。

菰野町のパラミタ美術館へ行くと、池田満寿夫氏が晩年取り組んだ陶作品がたくさん展示してあるが、売店で佐藤陽子氏のサイン入りCDも置いてある。

さて、開場して15分たったころにホールへ行ったら、長蛇の列。
入ったら、2階席は満員なので3階席へと言われる。そこで、3階席へ行ったが、3つ並んだ席がない。上から覗くと2階席にまだ空いた席があるようだったが、移動する間になくなりそうである。

そのうち補助席が出るだろうとたかを括っていたら、開演時間になってしまった。

仕方がないので、立って聴く。友人二人は階段に座った。しかし、キャパ以上に人を入れるとは・・・係員に聞いたら、全員座れるはずだったが、、、というのみだった。

ま、タダだから仕方ないか、とあきらめる。

初めに、コーディネーターの田中瑞穂氏の解説があり、そのあと、佐藤氏と対談しながらプログラムが進んで行った。

曲の進行とともに佐藤氏の腕も調子が出てくるようだった。
今は主にグァルネリの方を愛用しているということだったが、聴いていて、そちらの方が力強い音色のような気がした。メニューインも持っていたことがあるというストラドは、柔らかだが、何か不安げな音色で、聴いていて落ち着かない感じがした。普段あまり弾かれていないからだろうか。

休憩時間に2階席で空いた席を見つけて移ったが、ステージの真横よりやや後ろ側だったため、マイクの声が聴きづらくなってしまって残念だった。しかし、一緒に行った友人達は、毎日の仕事で疲れた心と体を、十分癒すことができたようで、まずは有意義なコンサートではあった。
by kimukimulife | 2006-10-20 22:23 | クラシック | Comments(0)
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